当院における矯正歯科治療の指針

矯正歯科治療のみでお口の状態を改善し、維持することは困難です。
虫歯や歯を補う治療、審美治療、あるいは歯周病(歯肉炎)予防といった処置を必要とすることも少なくはありません。お口の中の特に歯に関する問題を総合的に診断し目標に対して一連の治療計画を立てることが重要です。当歯科クリニックでは一元管理できるメリットを生かし歯科治療全般に対応することで包括的歯科治療を患者様に提供します。

また、治療リスクが非常に高い症例や高度な治療技術を要する症例は専門医療機関へのご紹介とし連携をはかり対応いたします。

矯正歯科治療とは

悪い歯並びや咬み合わせを、きちんと咬み合うようにして、きれいな歯並びにする歯科治療です。ブラケットとワイヤーを使った矯正装置を通じて、歯やアゴの骨に弱い力をかけて、自分の歯を少しずつ動かし、歯並びと噛み合わせを治していきます。きれいに並んだ白い歯と、きれいな口元は、魅力的な笑顔を作るだけでなく、歯並びが良くなると、良く噛むことができ、ひいては身体全体の健康につなげることを目的にしております。

歯並びが悪いと

  1. 1. 歯に汚れが付きやすく、歯磨きもしづらいので、虫歯、歯周病になりやすくなります。
  2. 2. 発音がはっきりしないことがあります。
  3. 3. 食べ物がよく咬めないことがあります。
  4. 4. 歯をぶつけて歯が折れてしまったり、ケガをしやすいことがあります。
  5. 5. アメリカやヨーロッパなどでは歯並びを治すのは当たり前なので、外国に行った時に恥ずかしい思いをすることがあります。

矯正治療を始める時期

歯並びには小学校中学年〜高学年に一度治療したほうがよいものと、永久歯が全て生え変わり成長が終息した高校生頃から治療を行うものとがあります。
もちろん成人の方でも矯正治療は出来ますのでご相談下さい。

治療期間

  1. 1. 動かす時期は歯並びの状態や使う矯正装置の種類によって異なってきますが、一般に簡単なもので半年~1年位、歯並び全体を治す場合では2年前後かかります。
  2. 2. お子さんの治療では、治療を2期に分けて考える場合があります。第一期治療では永久歯の萌出スペースの獲得や顎の成長バランスの獲得をはかり、永久歯列が完成し成長が終息した後に、仕上げの治療として第ニ期治療を行います。
  3. 3. 歯並びは永久歯列が完成(第二・第三大臼歯が萌出)し、成長が終息するまで変化し続けます。子供さんの場合は管理する期間が長くなりますが、大切なのは子供の時期の一時的な歯並びではなく、大人になった時にどういう歯並びを保っているかです。
    特に受け口の場合は、一度受け口を治しても身長が伸びる時期に、下顎が再び出てくることがあります。管理は長期間必要になりますが、実際に装置をつける期間が最短になるような治療を行っています。
  4. 4. 矯正装置をはずした後は、きれいになった歯並びをその位置に安定させる保定装置というものを2年位入れておきます。

受け口(反対咬合)や開口の治療計画(例)

受け口(反対咬合)や開口の治療計画(例)

治療中の通院は

通常、月に1回位です。歯の萌出待ちや定期観察では、3~6ヶ月に1回位になります

矯正治療を開始する場合には、下記の順序で行われます

矯正治療を開始する場合には、下記の順序で行われます

治療に使う装置

唇側に装置を付ける場合唇側に装置を付ける場合
裏側に装置を付ける場合裏側に装置を付ける場合

当歯科クリニックにおける矯正歯科の特徴

1.矯正治療の専門医

医科では耳鼻科、皮膚科、眼科…と分かれていて専門治療を主として診療していることが普通です。歯科は一つの専門分野ではありますが、なかでもいくつかの専門的な分野があります。当歯科クリニックでは矯正歯科は専門性の高い分野であることから、治療は原則として経験のつまれた矯正専門の担当医が治療に当たるため、安心した治療が受けられます。

2.目立たない矯正装置

個々の歯につける装置には銀色の金属のものと白いプラスティックのものがありますが、当院では装置は白い装置を使っています。 他医院ではこういった装置の違いにより料金に違いがある(白い装置のほうが高い)ところもありますが、当院ではそういったことはありません。

3.お口全体の管理

もちろん当歯科クリニックでは普段は一般の歯科治療(虫歯治療、歯周治療、歯磨き指導など)を行っていますので、歯並び以外の歯科治療もあわせた、お口の中全体の管理を当院ですべて行うことができます。

治療例

治療前治療前
治療中治療中
動的治療終了時動的治療終了時

HOMEへ戻る